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雨のようにさらりとした液体ではないことは確かだった。もっと濃く粘りがあった。落ちたあともなかなかカーペットに吸い込まれず、いつまでも毛足の間に溜まっていた。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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粘り感触
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......だけでなく、立体的にいくらかの厚みを持っていたのだ。しずくはそのしみの真ん中あたりから、ゆっくりしたリズムでこぼれ落ちていた。「何だろう」 わたしはつぶやいた。雨のようにさらりとした液体ではないことは確かだった。もっと濃く粘りがあった。落ちたあともなかなかカーペットに吸い込まれず、いつまでも毛足の間に溜まっていた。「先生」 小さな声で呼んでみたが、先生は気づかず眠り続けていた。その間もずっと、羽音は鳴り続けていた。 わたしはこわごわしずくに手をのばしてみた。一個めは中指の......
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毛足・毛脚(けあし)
毛足・毛脚・・・1.毛が多く生えている足。毛深い足。毛脛・毛臑(けずね)。
2.織物などの表面に(長く)出ている毛。「毛足が長いじゅうたん」
3.毛の伸びてゆくさま。毛の伸びていく速さ。「毛足がはやい」
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