我慢・辛抱・耐えるの表現・描写・類語(我慢・諦めのカテゴリ)の一覧 ランダム5
あまりに長いニンタイは、あまりに大きい疲れを植えて
林芙美子 / 新版 放浪記
今週に入ってから昭子は須藤に四度電話をかけている。須藤から電話がかかって来たのが二回。今日また昭子のほうから電話をかけると比率は五対二になってしまう。《…略…》これでは女のほうが馬鹿みたいに入れあげているようで、昭子は自分の心に対して申し訳がつかない。《…略…》ここはやはり須藤からの電話を待つべきだろう。 そうすれば比率も四対三になる。四対三なら、ここ数日のうちに急に須藤の声が聞きたくなったときにもそれほど抵抗感なく電話をかけることができる。その心理は……そう、手術を受けた患者が鎮痛剤の適用を、もっと苦しくなるときのために残して置く感覚にどこか似ていた。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
濁流で身を支える人のように二本の脚で地を踏みしめ、背後から押し寄せる力に耐える
奥泉 光 / 石の来歴 amazon
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麻薬中毒のようにまた行きたいという欲求を抑えることができなくなりました。
野崎 幸助「紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)」に収録 amazon
林芙美子 / 新版 放浪記
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