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不思議なものを見せつけられたように茫然 として
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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放心した表情
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前後の文章を含んだ引用
......蘆の枯れ葉が日を浴びて立つ沮洳地 のような平地が目の前に広がっていた。しかし自然は少しも昔の姿を変えてはいなかった。自然も人もきのうのままの営みをしていた。葉子は不思議なものを見せつけられたように茫然 として潮干潟 の泥 を見、うろこ雲で飾られた青空を仰いだ。ゆうべの事が真実ならこの景色は夢であらねばならぬ。この景色が真実ならゆうべの事は夢であらねばならぬ。二つが両立し......
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放心した表情の表現・描写・類語(表情・顔に表れた気持ちのカテゴリ)の一覧 ランダム5
廊下の窓に顔をあてながら茫然としていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
不思議なものを見せつけられたように茫然 として
有島武郎 / 或る女
死人のように力無い表情
夢野久作 / ドグラ・マグラ
放心の表情が御面のように誰の顔にもかぶさって
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
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「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
勝ち誇ったような微笑をつくってみせた。つくりながら人間というものはどういう事態になっても虚栄心から抜けきれぬとふと思った。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
頬の筋肉をゆでたまごみたいにふくらませて、わらう。
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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