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両側に建て続いた家々は、いずれもしんと静まり返って、その板蔀いたじとみ蒲簾かますだれの後ろでは、町じゅうの人がことごとく、死に絶えてしまったかとさえ疑われる。
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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静けさ・静寂
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......来の砂をかすめるばかり、板葺いたぶき檜皮葺ひわだぶきの屋根の向こうに、むらがっているひでりぐもも、さっきから、凝然と、金銀銅鉄をかしたまま、小ゆるぎをするけしきはない。まして、両側に建て続いた家々は、いずれもしんと静まり返って、その板蔀いたじとみ蒲簾かますだれの後ろでは、町じゅうの人がことごとく、死に絶えてしまったかとさえ疑われる。――  猪熊いのくまのばばの言ったように、沙金しゃきんを次郎に奪われるという恐れは、ようやく目の前に迫って来た。あの女が、――現在養父にさえ、身を任せたあの女が、あばたのある、片......
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(指揮者が)まるで色眼みたいな目くばせで合図する
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