風と雪はまったくの別ものであり、雪は暖かく柔らかくほわっと包んでくるのに、風だけがつめたく寒く、刺して、斬りつけて、いやなものだ
幸田文 / 流れる 作品を確認(amazon)
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雪
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雪の表現・描写・類語(雪・霜・あられのカテゴリ)の一覧 ランダム5
雪は大気をおしわけるようにゆっくりと、黒く、白く、まばらに降りてくる。
幸田 文 / 流れる amazon
薄陽の射した庭に、羽毛のような雪が、舞っていた。
林 芙美子 / 上田秋成「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
消えかけては降っている雪
林芙美子 / 新版 放浪記
おそろしく静かな雪だった。固くもなく、べっとりとした湿り気もない。それはゆっくりと空から舞い下り、積る前に溶けた。そっと目を閉じるようなひそやかな雪だった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
大きな 牡丹雪 が気持のいいほど 盛んに降っていた。
志賀 直哉 / 痴情「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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粉雪が夏の虫のように舞い狂っている
石坂 洋次郎 / 石中先生行状記 amazon
白い粒が空から落ちてくる。花火を見ているときみたいに、街全体が白い結晶の中に吸い込まれていく感じがする。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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