すっかり色がわからなくなってしまったレースのカーテン
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 ページ位置:7% 作品を確認(amazon)
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カーテン
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前後の文章を含んだ引用
......っくりと溶けこんでいた。庭は広く、その中には幾つかの林と小さな池があった。林の中にはアトリエがわりに使われていた小ぢんまりとした八角形のあずまやがあり、出窓にはすっかり色がわからなくなってしまったレースのカーテンがかかっていた。池には水仙が咲き乱れ、朝になると小鳥たちが集ってそこで水を浴びた。 家の設計者でもあった最初の住人は年老いた洋画家だったが、彼は直子が越して来る......
単語の意味
レース
レース・・・1.透かし模様のある薄い布。薄かったり小さな隙間が多かったりして向こう側が見えるつくりの布。「レースのカーテン」
2.競い合うスポーツ競技。ゴールを目指して争うこと。
2.競い合うスポーツ競技。ゴールを目指して争うこと。
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居間の壁には大きな棚が取り付けられていて、まるでバッグ屋のショーウィンドウのように鞄が並んでいる。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー 角川文庫 amazon
十畳と茶の間との隔ての襖
有島武郎 / 或る女
(ラーメン店の)カウンターの向こう側では、まるで生まれたての命のように、様々な具材がほかほかと輝いている。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
秋の正午に近い光りが、室 中一パイに籠 った葉巻の煙を青白く透かして、色々な品物の一つ一つにハッキリした反射を作っている
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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