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毎晩聞える、遠い三味線。  ばちの音が、大川に、ひびくせいか、ばかに近く聞えるのだった。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:12% 作品を確認(青空文庫)
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鳴り響く・轟く 遠くの音
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......と妙に、神経は冴え返って、 「ええ、また今夜も」  と、寝返りを打った。そして、 「――忌々いまいましい三味線だな」  と、雲霧は眠られぬ眼を開いて、牢天井の濃い闇を睨んだ。  毎晩聞える、遠い三味線。  ばちの音が、大川に、ひびくせいか、ばかに近く聞えるのだった。卯平の話によると中洲に、仮宅ができたので、四季亭とか、花明庵とかいう茶屋が、ひどく繁昌するということだった。  娑婆しゃばの灯が、まぶたにちらつく。――白い、女の顔、琥珀こはくの......
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