TOP > 風景表現 > 店・施設 > 駅のホーム・駅の構内
正反対の電車に乗ってしまった私は、寒い上野にしょんぼり自分の影をふんで降りた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:8% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
降りる
駅のホーム・駅の構内
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......んは私の帯の間に挾 んでくれている。私は肩上げのとってない昔風な羽織を気にしながら、妙にてれくさくなってふりほどいて電車に乗ってしまった。――どこへ行く当もない。正反対の電車に乗ってしまった私は、寒い上野にしょんぼり自分の影をふんで降りた。狂人じみた口入 屋の高い広告燈が、難破船の信号みたように風にゆれていた。 「お望みは……」 牛太郎 のような番頭にきかれて、まず私はかたずを呑んで、商品のような求人広......
ここに意味を表示
降りるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
滾(こぼ)るように馬から下り
幸田 露伴 / 連環記 amazon
このカテゴリを全部見る
駅のホーム・駅の構内の表現・描写・類語(店・施設のカテゴリ)の一覧 ランダム5
汽車はだんだんゆるやかになって、まもなくプラットホームの一列 の電燈 が、うつくしく規則 正しくあらわれ、それがだんだん大きくなってひろがって、二人はちょうど白鳥停車場 の、大きな時計 の前に来てとまりました。
このカテゴリを全部見る
「店・施設」カテゴリからランダム5
私の愛する着物が(質屋で)かくまで優待されているかと思って、ちょうど親たちが、養子にやった息子、嫁にやった娘がそれぞれ行く先で豊かに暮らしているのを見た時に覚えるにちがいない、それに似た満足を私は感じました。
宇野浩二 / 蔵の中 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
ひとりでに涙がわくようにあふれ出て
有島武郎 / 或る女
ちょっと人さまにみられては困るような大口をあかなくてはならない
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
口が曲がりそうなほどしょっぱいなみだ
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
同じカテゴリの表現一覧
店・施設 の表現の一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ