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そこで目が覚めた。  夢だった、というのがわかるまで、少しかかった。  何が来るかわからないままでまだどきどきしていたし、冷たい風の感触の余韻も胸にひんやりと残っていた。  そのせいか、すっきりしたいい目覚めだった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:39% 作品を確認(amazon)
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夢を見る(睡眠中) 寝起き・目が覚める
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前後の文章を含んだ引用
......立ちながら、目を閉じているという贅沢と快楽を味わい尽くす。 そのとき、がさがさと音がして、向こうから何かがやって来る気配がした。目を開けると繁みが揺れていた。 そこで目が覚めた。 夢だった、というのがわかるまで、少しかかった。 何が来るかわからないままでまだどきどきしていたし、冷たい風の感触の余韻も胸にひんやりと残っていた。 そのせいか、すっきりしたいい目覚めだった。階下に降りていくと、純子さんがパートに出かけるところだった。「おはよう。」 私は言った。「おはよう。」 と純子さんは微笑んだ。「冷蔵庫にサラダとフレンチトースト......
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胸(むね)
余韻・余韵(よいん)
・・・1.体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
2.(胸に宿るとされている、)心。想い。心中。
3.乳房(ちぶさ)。おっぱい。
余韻・余韵・・・1.余(あま)った韻(いん[=似たような響き])。余った音。鐘をついた後などにある、音が鳴り終わった後にも残っている響き。「韻」と「韵」はどちらも訓読みで「ひび(き)」と読め、「音」を意味する字。「余音」とも書く。余響(よきょう)。
2.1が転じて、事が終わったあとも残る風情や味わい。また、詩文などで言葉で直接あらわされていない趣(おもむき)。余情(よじょう)。
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夢を見る(睡眠中)の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
よくいるかホテルの夢を見る。 夢の中で僕はそこに含まれている。つまり、ある種の継続的状況として僕はそこに含まれている。夢は明らかに継続性を提示している。夢の中ではいるかホテルの形は歪められている。とても細長いのだ。あまりに細長いので、それはホテルというよりは屋根のついた長い橋みたいにみえる。その橋は太古から宇宙の終局まで細長く延びている。そして僕はそこに含まれている。 《…略…》ホテルそのものが僕を含んでいる。僕はその鼓動や温もりをはっきり感じることができる。僕は、夢の中では、そのホテルの一部である。 そういう夢だ。 《…略…》(夢から覚めて)手脚をゆっくりと伸ばしてみる。そして自分がただの自分であり、何処にも含まれてなんかいないことを確かめる。僕は何処にも含まれていない。でも夢の中の感触を僕はまだ覚えている。そこでは僕が手を伸ばそうとすれば、それに呼応して僕を含んだ全体像が動く。水を利用した細かい仕掛けのからくりのように、ひとつひとつ注意深く、段階ごとにほんの微かな音を立てながら、それは順番に反応していく。僕が耳を澄ませば、それが進行していく方向を聞き取ることができる。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
思い出そうとするそばから霧散していく夢の、仄かな感触だけが残っている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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