にぎやかすぎて何が何だかわからないくらいだった。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:92% 作品を確認(amazon)
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騒がしい・ざわめき
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前後の文章を含んだ引用
......だい五人、ざこ寝をしてた。いつもはしゃいでなかなか寝なくてね、母にしかられて。楽しくて楽しくて、毎日が。そういうこどもだったんだ。 夕ごはんなんてもう大騒ぎで、にぎやかすぎて何が何だかわからないくらいだった。兄と姉が少し年上だったから、ぼくら小さい三人の面倒を見てくれた。いっちゃ何だけど幸福だった。僕は子供時代に自分の色素が人よりうすいということを気にしたことすらな......
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騒がしい・ざわめきの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
おもちゃ箱を引っくりかえしたような賑わい
林 芙美子 / ボルネオダイヤ「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
(彼女たちは)一斉に鳴り出すオルガンみたいだった
中山 義秀 / 醜の花「厚物咲・碑 (1949年) (春陽堂文庫〈第54〉)」に収録 amazon
小学生の修学旅行で、車内は燕の群がさえずるよう
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
子供たちの会話は、宝石のようにキラリと光る言葉を、もったいないほど何気なく撒き散らす
干刈 あがた / ゆっくり東京女子マラソン amazon
思慮深い音楽のようなざわめき
小川 洋子 / 乳歯「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
扉の向こうから子供たちの寝息が聞こえてきそうなくらい、静かだった。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
雪はまだやまない。音はすべて雪に吸い込まれて、静かさよりもうひとつ上の状態にあるようだった。無をとおりすぎて、耳鳴りのようなかすかな音が聞こえるのだ。
林 真理子 / 京都「最終便に間に合えば (文春文庫)」に収録 amazon
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