なんだかチョンマゲをつけて歩いているようだ
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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古い建物の佇まい
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......いるのは、ひとえに 園社石段下という明確な所在地ゆえだ。 当時の〔初音〕は紅殻格子の、古風な店構えだった。いや、京の町そのものがそうだったので、井上は、「ねえ、なんだかチョンマゲをつけて歩いているようだなあ」 しきりに、私へいった。 園の北側、四条通りから路地を入った突き当りの小さな店〔盛京亭〕へ、今年になってから久しぶりで立ち寄ったら、せまい店内がきれいに......
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戦前の品川へ、二度ほど足を運んだことがあるが、貸座敷(遊女屋)、料理屋、茶屋などが軒を連ね、江戸時代の繁昌ぶりが、まだ名残りをとどめていた。 大正の大震災にも、昭和の戦災にも品川は焼け残ったので、十数年前に久しぶりで、ゆっくりと品川を歩いたときも、大きな宿場町の微かな匂いが、裏道にただよっていた
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
くすんだ寮の外観のなかで、窓ガラスだけは陽射しを受けキラキラときれいに見えた。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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アンペラ張りの店
林芙美子 / 新版 放浪記
(広間には、)西洋式の甲冑やら象牙やら鹿の剥製やらが飾られ、住人の趣味の悪さをこれでもかと誇示している。
東川 篤哉 / 謎解きはディナーのあとで amazon
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