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雲はそう濃くはかかっていないと見えて、新月の光がおぼろに空を明るくしている
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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月の光・月明かり
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前後の文章を含んだ引用
......携てさげをしまいこんだちがだなをちょっと見やってそのまま座を立った。  雨風のために夜はにぎやかな往来もさすがに人通りが絶ええだった。車に乗ろうとして空を見上げると、雲はそう濃くはかかっていないと見えて、新月の光がおぼろに空を明るくしている中をあらし模様の雲が恐ろしい勢いで走っていた。部屋へやの中の暖かさに引きかえて、湿気を充分に含んだ風は裾前すそまえをあおってぞくぞくと膚にせまった。ばたばたと風になぶられる......
単語の意味
朧(おぼろ)
新月(しんげつ)
・・・ボーっとしてはっきりしない。不確かなさま。
新月・・・1.月が太陽と同じ方向にある瞬間。地球、月、太陽の順にまっすぐ並んだ瞬間。月齢が「0」になった瞬間。このとき、地球から月の方角を見ても、太陽の光は月の裏側に当たっているだけで、月は暗くて見えない。朔(さく)。
2.陰暦で、1を過ぎたころ、西の空に見える細い月。陰暦で、その月の初めて見える月。また特に、陰暦8月3日の月。
3.東の空に昇ったばかりの月。
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ぼくの前には底の知れない闇がひろがり、背後には淡い光の世界があった。
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