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カーテンの閉じ目から差し込む朝日
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:28% 作品を確認(amazon)
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カーテン
室内に差し込む光
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前後の文章を含んだ引用
...... 悠人は、お盆に家族で別府に旅行に行った折に声が掠れ始めて、戻ってきた時にはすっかり声変わりしていた。そのせいもあるのか、里枝は息子が急に大人びて感じられた。 カーテンの閉じ目から差し込む朝日は、この僅かなやりとりの間にも、目に見えて強くなって、ツクツクボウシの鳴き声が、煽られるように高くなっていった。 里枝は、堅く結んでいた口許を緩めると、力なく嘆......
単語の意味
朝日・旭(あさひ)
朝日・旭・・・朝に昇る大陽。日の出。旭日(あさひ・きょくじつ)。
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窓掛けだ。織物ではあるが秋草が茂っている叢 になっている。またそこには見えないが、色づきかけた銀杏 の木がその上に生えている気持。
梶井基次郎 / 城のある町にて
窓に厚い布のカーテンとレースのカーテンが二重にかかっていて、どちらも揃いの紐で横にたくしあげてあった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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畳の目も、傷んだところは 藺草 が切腹して、なかから、キビガラの 芯 みたいなのがはみ出していた。畳の目ひとつひとつが小さなクッションになっている。
向田邦子 / 耳「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
ナスは、おどろいたことに、小さい小さい鉢で作ったのに、八百屋さんで売っているナスより大きくみずみずしいのができた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
響野が食器を並べる音が定期的に鳴っているだけだった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
台所と茶の間のあいだにあったおきみさん用の部屋は三畳で、午後の陽ざしがよくあたったらしく、私の印象は全体がオレンジ色したぬくもりの中にある
本間千枝子 / そばを打つ父「父のいる食卓」に収録 amazon
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(部屋の中に)ほんの少しだけ光が入ってくるはりぼての中で暮らしているような気分だった
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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