TOP > 人物表現 > 人の印象 > 元気・生き生きしている


カテゴリ検索 単語の意味
火でもちょっとおこしたように、一時彼女をちょっと快活にする
宇野浩二 / 蔵の中 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
元気・生き生きしている
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
ここに意味を表示
元気・生き生きしているの表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
薄暗い茫洋とした世界を生命力のかたまりになって、ただがむしゃらに転がりまわっている十代
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ元気・生き生きしている十代
魚が水を得たように溌刺と活動して
石坂 洋次郎 / 山のかなたに (1954年) amazon
外国に行くととたんにぴんぴんと水をはじく魚のようになった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
「元気?」 「元気だよ。春先のモルダウ河みたいに」
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「人の印象」カテゴリからランダム5
(入院中の爺さんをお見舞いに来て爺さんに怒鳴られて)老婦人は顔を伏せてちぢこまっているが、別にしょんぼりしている様子でもない。四十年も五十年もこの調子でどなりつけられてきて、何も感じなくなっているのだろう。《…略…》 (婆さんが言う)「すみませんねえ。うるさい、きたない年寄りで……」 テーブルの下の棚から、やっと「突き匙」が出てきたときには、吉田老は怒り過ぎたのか、いささかぐったりとしていた。姿勢をしゃんと正さず、半分起きた状態で果物を口に運ぶために、喉仏から鎖骨のあたりに果汁がぼたぼたこぼれ落ちる。婆さんはそれを見て、またしきりに〝きたない〟〝きたない〟と繰り返すのだった。 最初のうち、おれはこの老夫婦の会話をほほえましく聞いていたのだ。昔ながらの封建的だが駄々っ子のような亭主と忍従型の老妻とのやりとりとして。 誤算だった。 婆さんの顔は、押さえきれない喜びに輝いていた。 婆さんは、いまやじっくりと復讐を楽しんでいるのだった。愚鈍を装って、傲慢な夫の神経に、一本一本細い針を突き立てている。ののしられ、婢(はしため)あつかいされ続けたこの半世紀の間、婆さんはじっとこの日を待ち続けて耐えてきたのだろう。いまや、吉田老に残された武器は、どなり慣れた口だけだ。それも所詮は空砲だ。婆さんはいま、案山子の正体を知ったカラスになって、じわじわと一本足の吉田老に近づいていくのだった。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon関連カテ復讐・仕返し・見返す患者・病人・けが人夫婦
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
人の印象 の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分