TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > 体が小刻みに震える
頭から肩へかけてのなよやかな線を風の前のてっせんの蔓 のように震わせ
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:15% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
体が小刻みに震える
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......た。葉子の心持ちと古藤の心持ちとはちぐはぐになっているのだ。なんという響きの悪い心だろうと葉子はそれをさげすんだ。しかし様子にはそんな心持ちは少しも見せないで、頭から肩へかけてのなよやかな線を風の前のてっせんの蔓 のように震わせながら、二三度深々とうなずいて見せた。 しばらくしてから葉子は顔を上げたが、涙は少しも目にたまってはいなかった。そしていとしい弟でもいたわるようにふとんから立ち......
単語の意味
なよやか
なよやか・・・なよなよしているさま。柔らかな弾力のあるさま。
ここに意味を表示
体が小刻みに震えるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
理性より先に体が恐怖を覚りました。
阿刀田 高 / 縄 ──編集者への手紙──「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
蝙蝠(こうもり)のように首をすくめる
水上 勉 / 越前竹人形 amazon
ジーンズの中で、足がじっとりと汗をまとっているのがわかる。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
その瞬間私の全身の血は今までとはまるで違っためぐり方をし初めた。
夢野久作 / あやかしの鼓
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
君と吾輩の上下左右に、眼に見えぬ網を張詰めて、グングンと自分の方へ手繰 り寄せつつある
夢野久作 / ドグラ・マグラ
直立不動で立たされていた生徒が教師からやっと許しを得たような、大げさな肯(うなず)き方
連城 三紀彦 / 恋文 amazon
(水中を泳ぐ)水を掻く掌や足首の動きは伸びやかで、身体中がすっぽり水の清らかさに包まれている。女子選手なら、髪が風のように揺らめく。表情は皆、深呼吸しているかのように穏やかだ。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
大きな口を開け、椅子にのけぞるようにして笑った。口に入れたばかりのハンバーグの肉塊と白いごはん粒とが、赤黒い舌の上で混ざり合っているのが見えた
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
恐怖・不安 の表現の一覧
恐怖・不安のレベル
恐怖・不安の感覚、精神的な反応
恐怖・不安の表情、リアクション
その他の恐怖・不安の表現
次の文字を含む「恐怖・不安」の表現を検索 |
胸 心 戦慄 恐怖 恐怖に 不安が 不安 愛情 不安に 不安な |
動作・仕草・クセ の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ