TOP > 暮らしの表現 > 道具・家具 > 寝室・布団・ベッド
糊のきいたシーツから洗剤のにおいがした。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:54% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
寝室・布団・ベッド
洗濯物
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......からと頼むと、あっさりうなずいて、空いていた野々山のベッドをそのまま使わせてくれた。あなた昔から寒がりだからと、毛布を持ってきて上掛けの上に重ねてかけてくれる。糊のきいたシーツから洗剤のにおいがした。 こんなときに、しかも姉と同じ部屋ではとても眠れるはずがないと思ったのに、十和子は案外熟睡して、学校に出かける子供たちが騒々しく動き回る音でようやく目を覚ました......
ここに意味を表示
寝室・布団・ベッドの表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
のりのよくきいた固い蒲団
林芙美子 / 新版 放浪記
六月の末でもあるから筵(むしろ)のような蒲団(ふとん)もさほど苦にもならず
平出 修 / 逆徒 amazon
病室の中央には、十分に乾燥したシーツでたっぷりと包まれたベッドがあった。それは大きな白い動物がうずくまったように重そうだった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
洗濯物の表現・描写・類語(家電のカテゴリ)の一覧 ランダム5
信子の着物が物干竿にかかったまま雨の中にあった。筒袖の、平常着ていたゆかたで彼の一番眼に慣れた着物だった。その故か、見ていると不思議なくらい信子の身体つきが髣髴 とした。
梶井基次郎 / 城のある町にて
洗濯ものはだらんとビニール・ロープに垂れさがり
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「道具・家具」カテゴリからランダム5
私の顔が二重に写っている鏡の底
林芙美子 / 新版 放浪記
「家電」カテゴリからランダム5
昼間のラジオ番組は主婦と高齢者を主なリスナーと設定して作られている。出演している人々は気の抜けた冗談を口にし、意味のない馬鹿笑いをし、月並みで愚かしい意見を述べ、耳を覆いたくなる音楽をかけた。そして誰も欲しがらないような商品を声高に宣伝した。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
ストーヴはブスブス燻 ってばかりいた。
小林多喜二 / 蟹工船
同じカテゴリの表現一覧
道具・家具 の表現の一覧
家電 の表現の一覧
暮らしの表現 大カテゴリ