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うねり に従う船の大きい動揺
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:22% 作品を確認(amazon)
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時化・海が荒れる、波立つ
船・ボート
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前後の文章を含んだ引用
......の音も今は聴えなかった。船は風に逆らい、黙って闇へ突き進む。それは何か大きな怪物のように思われた。 彼は外套にくるまって、少し両足を開いて立っていた。それでも、うねりに従う船の大きい動揺と、向い風とで時々よろけそうになった。風は帽子を被らずにいる彼の髪を穿つように吹きつけた。そして、睫毛が風に吹き倒されるので眼がかゆくなった。彼は今、自分が非常......
単語の意味
うねり(うねり)
うねり・・・うねること。
1.大きく緩やかに曲がりくねること。大きく緩やかに上がったり下がったりすること。
2.1の状態が続くこと。1の状態がとどめ難い勢いで攻めてくること。「感情のうねり」「業界再編のうねりの中で」
1.大きく緩やかに曲がりくねること。大きく緩やかに上がったり下がったりすること。
2.1の状態が続くこと。1の状態がとどめ難い勢いで攻めてくること。「感情のうねり」「業界再編のうねりの中で」
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直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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揺れ動く波の山
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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