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麻のロープが鉄管でも握るように、バリ、バリに凍えている。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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凍る・凍結する
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前後の文章を含んだ引用
......がまだ止んでいなかった。四囲にもりもりと波がムクレ上ってくると、海に射込む雨足がハッキリ見えた。それは原始林の中に迷いこんで、雨に会うのより、もっと不気味だった。 麻のロープが鉄管でも握るように、バリ、バリに凍えている。学生上りが、すべる足下に気を配りながら、それにつかまって、デッキを渡ってゆくと、タラップの段々を一つ置きに片足で跳躍して上ってきた給仕に会った。 「チョッと」給......
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寒さのために凍り果てて、触れ合えば石のように音を立てる
有島武郎 / 生まれいずる悩み
汗で濡れた着物が凍ってブリキのようにかたくなる
本多 勝一 / きたぐにの動物たち amazon
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怒濤の前進をつづける。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
靴下を脱ぐように両眼の下まで引卸され
夢野久作 / ドグラ・マグラ
(黒崎に電話をかける)呼び出し音が鳴っている。一回、二回……。鳴っている、黒崎の身体のすぐそばで。三回……、四回、……五回。胸が締めつけられる。今にも電話をつかもうとする黒崎の手が見える。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
魚が水を得たように、身に備わっていた算勘の才を発揮する
藤沢 周平 / 三屋清左衛門残日録 amazon
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