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主人は肴をちょっと突っついたが、うまくないと云う顔付をして箸 を置いた。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:56% 作品を確認(青空文庫)
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味がまずい
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前後の文章を含んだ引用
......えて膳の傍 に坐って、隙 があったら何か頂戴しようと、見るごとく見ざるごとく装 っていた。こんな装い方を知らないものはとうていうまい肴は食えないと諦 めなければいけない。主人は肴をちょっと突っついたが、うまくないと云う顔付をして箸 を置いた。正面に控 えたる妻君はこれまた無言のまま箸の上下 に運動する様子、主人の両顎 の離合開闔 の具合を熱心に研究している。 「おい、その猫の頭をちょっと撲 って見ろ」と主人は......
単語の意味
肴(さかな)
肴・・・お酒と一緒に楽しむもの。食べ物に対して言うことが多いが、盛り上がる話題や芸事にも言う。アテ。つまみ。
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お砂糖がいっぱい入っていて頭にツーンとくるほど甘く、一つ食べたら一キロはふとりそうだった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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