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ベルの鳴り方から、相手が小松であることは想像がついた。うまく説明できないのだが、小松のかけてくる電話はいつだってそれとわかる。ベルの鳴り方が特殊なのだ。文章に文体があるように、彼がかけてくる電話は独特なベルの鳴り方をする。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 作品を確認(amazon)
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電話の音・電話が鳴る・着信
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電話の音・電話が鳴る・着信の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
電話のベルが鳴った。ベルの音が頭の中に進入してきて、緑色のギザギザした光を放つ。
池澤夏樹 / 真昼のプリニウス amazon
答えるもののないままに電話のベルは鳴りつづけた。ベルは暗闇の中に浮かんだちりを鈍くかきまわしていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
傘をうつ雨の音が、遠くの地鳴りのよう
宮本 輝 / 星々の悲しみ amazon
テレビの音を浴びながら
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
バンドの音楽が休憩になって、人々の話すざわめきが波音に混じって流れ始めた。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
「電話」カテゴリからランダム5
(電話に出ない、居留守)胸のうちで呼び出し音を数えている。いつまでも鳴り止まない気がしはじめたころ、音が途切れる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
網でバシャンと掬(すく)うみたいに受話器を取り上げる
尾辻 克彦 / 父が消えた amazon
小さな雨除けだけがついた公衆電話
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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