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(巴里のむす子に会いたい気持ちが募り銀座に行く)かの女の理性の足を失った魂のあこがれが、巴里のにぎやかさという連想から銀座へでも行ったらむす子に会えそうな気を彼女にさせる。さすがに彼女も一二度はまさかと思い返してみるけれども、今度は、あこがれだけがずんずん募って行って、せめてあこがれを納得させるだけでも銀座へ踏み出してむす子のおもかげを探さなければ居たたまれないほど強い力が込み上げて来る。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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遠距離恋愛・遠距離結婚
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前後の文章を含んだ引用
......、きれぎれにかの女の胸にひらめきはするが、かの女の愛感に馴染なじまれたそれ等のものが、全部として触れられず、抱え取れない、その口惜しさや悲しさが身悶みもだえさせる。ふとここでかの女の理性の足を失った魂のあこがれが、巴里のにぎやかさという連想から銀座へでも行ったらむす子に会えそうな気を彼女にさせる。さすがに彼女も一二度はまさかと思い返してみるけれども、今度は、あこがれだけがずんずん募って行って、せめてあこがれを納得させるだけでも銀座へ踏み出してむす子のおもかげを探さなければ居たたまれないほど強い力が込み上げて来る。で、ある時はむしろ、かの女の方から進んで銀座へ出たがるので、そんなとき逸作はかの女の気が晴れて来たのかとよろこんでいる。かの女は夢とも現実とも別目けじめのつかないこういう......
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足・脚・肢(あし)
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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「よろしくね。電話って……空しいわね。」 「絵に書いたモチのようなものだな。」
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倦んだ哀愁が沈殿した部屋。
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綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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