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私を透かして空を見ているような淡い表情
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:36% 作品を確認(amazon)
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焦点(ピント)が合わない
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前後の文章を含んだ引用
......の、最初から。」「気のせいよ。」「だって、咲とも、乙彦とも、私とも、古い知り合いみたいな気がしない?」 する、と私はうなずいた。 萃は静かな目で私を見て、まるで私を透かして空を見ているような淡い表情で言った。「そういう解けない自己暗示を、人は呪いと言うのよ。きっと。」 私は黙ってうなずいた。風が吹いて、水面がちらちら揺れた。彼女の出口のない静けさに答えたみ......
単語の意味
淡い(あわい)
淡い・・・味や色や香りなどが薄い。光や形がぼんやりしている。
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