ふいに身体がどこまでも収縮していくような恐怖が湧き上がってくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:41% 作品を確認(amazon)
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怖い・恐怖
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前後の文章を含んだ引用
......線さえ定まらない砂漠のひろがりを茫々と覆い尽くしている。十和子の指先からも髪からも花弁の色の炎があがる。 そのまま眠りに落ち込んでいく陶然とした感覚のなかから、ふいに身体がどこまでも収縮していくような恐怖が湧き上がってくる。いつの間にか、どこか地中の穴のようなところに閉じ込められている。一本の蝋燭がぼうっと燃えていて薄明るいのに、自分自身の手足も見えない。見えない隙間から吹き込む風......
単語の意味
身体(しんたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
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気にしないようにはしていたけれど、忍び込むように不安はいつもそこにあった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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恐ろしい高さだった。内臓がすべて風に晒されたかのような、恐怖に襲われる。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
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わけのわからない不安におそわれて、気が狂いそうになる
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
眼前に黒い幕がおりるように見えなくなる
萩原 葉子 / 蕁麻の家 amazon
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