そう言ったきり、ぷつりと黙った。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:73% 作品を確認(amazon)
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黙る・沈黙
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前後の文章を含んだ引用
......かならず課長補佐クラスだ」「すると、佐山の死も──」「今までは、たいてい一人で自殺している。佐山のは女が道づれだ。ちょっと変わって、妙な色気があるね」 主任は、そう言ったきり、ぷつりと黙った。主任が何を考えているのか三原にはよくわかった。わかっていながら彼は何もこたえなかった。彼は、検事も、捜査課長も、この主任も、自分の方向を支持してくれていることを......
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黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
話が途切れてしまい、邦彦が何か話すことはないかと考えていると、まち子がぽつんと言った。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
奥行きの全くない、ただの板切れでも耳に押しつけているような沈黙
黒井 千次 / 群棲 amazon
不思議なほどしめやかな沈黙が続いた。たき込めた香 のにおいがかすかに動くだけだった。
有島武郎 / 或る女
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「声・口調」カテゴリからランダム5
気の短い父が癇癪をおこして噛みつくようにいう。
中 勘助 / 銀の匙 amazon
長い空白があるのに、何日かぶりで会ったようなさりげない言い方
西木 正明 / 『幸福』行最終列車 amazon
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