TOP > 感覚表現 > 味・歯触り・舌触り > おいしい・美味
胃の腑に味覚ができて舌の知らない味を味わい得たと思うほど快く感じた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:20% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
おいしい・美味
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......さぐりでしたたか飲みほした。氷のように冷えきった水が喉 もとを静かに流れ下って胃の腑 に広がるまではっきりと感じられた。酒も飲まないのだけれども、酔後の水と同様に、胃の腑に味覚ができて舌の知らない味を味わい得たと思うほど快く感じた。それほど胸の中は熱を持っていたに違いない。けれども足のほうは反対に恐ろしく冷えを感じた。少しその位置を動かすと白さをそのままな寒い感じがシーツから逼 って来るのだ......
単語の意味
味わい(あじわい)
味わい・・・1.食べ物の味。味の調子。風味。
2.趣。しっとりと落ち着いて、心惹かれる感じや雰囲気。
2.趣。しっとりと落ち着いて、心惹かれる感じや雰囲気。
ここに意味を表示
美味しい・うまいの表現・描写・類語(味・歯触り・舌触りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
舌をすべり、のどを通り、山もりもなんのその、一息でたべ終ってしまう。 あんなおいしい貝は生れてから一度もたべたことがない。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「味・歯触り・舌触り」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
味・歯触り・舌触り の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ
食べ物表現 大カテゴリ