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(暗闇に見える風景)これはすばらしい銅板画のモテイイフである。黙々とした茅屋 の黒い影。銀色に浮かび出ている竹藪の闇。それだけ。わけもなく簡単な黒と白のイメイジである。
梶井基次郎 / 温泉 ページ位置:36% 作品を確認(青空文庫)
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夜
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前後の文章を含んだ引用
......えていた。向こう岸には闇よりも濃い樹の闇、山の闇がもくもくと空へ押しのぼっていた。そのなかで一本椋 の樹の幹だけがほの白く闇のなかから浮かんで見えるのであった。 これはすばらしい銅板画のモテイイフである。黙々とした茅屋 の黒い影。銀色に浮かび出ている竹藪の闇。それだけ。わけもなく簡単な黒と白のイメイジである。しかしなんという言いあらわしがたい感情に包まれた風景か。その銅板画にはここに人が棲んでいる。戸を鎖し眠りに入っている。星空の下に、闇黒のなかに。彼らはなにも知ら......
単語の意味
茅屋(ぼうおく)
茅屋・・・1.かやぶき屋根の家。ぼろぼろの家。あばら家。
2.自分の家をへりくだって言う語。
2.自分の家をへりくだって言う語。
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暗い・闇の表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ひきずり込まれていくような暗黒の中で、
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
その先に潜む闇は黄泉の国へ導く入り口のように力強い
本間千枝子 / たゆたう時間・避暑地のくらし「父のいる食卓」に収録 amazon
闇は、道路から向い側の家の屋根にまで伸びて、その一劃だけ漆を塗ったように暗かった。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
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闇はふかく、濃かった。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
林の中の夕暮れのように薄暗い
三浦 綾子 / 続 氷点 amazon
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
暁の爽やかな薄明が東の空に星々のまどろみを消し去っていく
福永武彦 / 草の花 amazon
闇は静かにその濃さを増して、影の輪郭さえも覆い隠そうとしていた。電車の揺れる音、子供の叫ぶ声、タイヤが砂利を噛む音、サイレンの単調な響き、すべての音が絡み合って闇の中に沈澱している。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
「外の設備・工作物」カテゴリからランダム5
毒々しいネオンサイン
岡本かの子 / 巴里祭
他の住人と同じエレベーターに乗り合わせたとしても、もはや怯むことはない。まるでそこに他人などいないかのように、顔を上げている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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