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直子の胸に頭をつけて行けば何か 鉄板 のようなものをふと感じ
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
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心の距離がある
心変わり・熱が冷める
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前後の文章を含んだ引用
......ら堪えきれない程弱々しくなる事がよくあった。そういう時、彼は子供のようにお栄の懐ろに抱かれたいような気になるのだが、まさかにそれは出来なかった。そして同じ心持で直子の胸に頭をつけて行けば何か鉄板のようなものをふと感じ、彼は夢から覚めたような気持になった。 夏が過ぎ、漸く秋に入ったが、依然謙作の心の状態はよくなかった。それは心の状態というより寧ろ不摂生から生理的に身体をこわし......
単語の意味
胸(むね)
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そこにはどうしても全心で抱き合えない 空隙 が残された。《…略…》二人の間に感ぜられる空隙がどうにも気になる
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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娘は芝居の幕が閉じたように、若い学者との結婚が馬鹿らしくなった。
岡本かの子 / 河明り
私はあたりにまだ光があったときとはまったく異った感情で私自身を艤装 していた。
梶井基次郎 / 冬の蠅
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びっくりするほどの集中の表情を浮かべていた。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
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きりきりと歯をきしませ
横光利一 / 日輪
その時翔の胸に込み上げてきたのは紛れもない喜びだったが、いまそれは最終面接というプレッシャーの中で、緊張へと化学変化を遂げていた。
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
自嘲 気味にため息をついた。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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存在を忘れるほどおとなしかった
吉田修一「悪人」に収録 amazon
自分を支える現実がゆらぐような、あの めまい
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
ぽっと点燈したばかりの濃い桃色の酔いが不安を忘れさせてくれる。
筒井 康隆 / 夢の木坂分岐点 amazon
茶の間で母と差しむかいで一合の酒にいい気持ちになっている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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