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川面かわも にたちこめた 虚ろな 金色 の 陽炎
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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陽炎(かげろう)
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前後の文章を含んだ引用
......欄干が施されていて、それが橋の上に頃合の日陰を落とすからであった。よく晴れた暑い日など、釣り人や通りすがりに竿の先を覗き込んでいつまでも立ち去らぬ人や、さらには川面にたちこめた虚ろな金色の陽炎を裂いて、ポンポン船が咳込むように進んでいくのをただぼんやり見つめている人が、騒然たる昭和橋の一角の濃い日陰の中で佇んでいた。その昭和橋から土佐堀川を臨んでちょ......
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虚ろ・空ろ・洞ろ(うつろ)
立ち込める・立ち籠める(たちこめる)
陽炎(かげろう・ようえん)
虚ろ・空ろ・洞ろ・・・1.空洞(くうどう)。空っぽ。中身が何もないこと。
2.心が空っぽになり、生気がないさま。表情がボーっとして気持ちがないさま。
立ち込める・立ち籠める・・・煙や霧などの気体が、あたり一面を覆う。
陽炎・・・春や夏の穏やかな日に、透明の炎のような揺らめきが地面からユラユラと立ちのぼる現象。局所的に密度の違う空気が混じることで、光が異常屈折して起こる。
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陽炎(かげろう)の表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
川面かわも にたちこめた 虚ろな 金色 の 陽炎
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
湿気が温められて陽炎が立つ中
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
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無から生じたものがもとの場所に戻った、それだけのことさ。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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重くるしい雲の剥げかかった曇り日
岡本 かの子 / やがて五月に (1956年) amazon
ゆらゆらと風船でも飛ばしたい麗かさだ。
岡本かの子 / 巴里のキャフェ
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