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眼を細めて恍惚 と眺め入っていた
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:73% 作品を確認(青空文庫)
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見とれる・うっとり見入る
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前後の文章を含んだ引用
......ない」 「薫さん、ついてお出 でよ。東京の真中で大びらに恋をしよう、ね」 小初の涙が薫の手の甲 を伝って指の間から熱砂のなかに沁み入った。薫はそれを涼しいもののように眼を細めて恍惚 と眺め入っていたが、突然 野太い男のバスの声になって 「そりゃ、貝原さんはいい人さ、小初先生と僕のことだって大目に見ての上で世話する気かも知れませんさ。だけど、僕あ嫌いです。いくら......
単語の意味
恍惚(こうこつ)
恍惚・・・うっとりした状態。放心状態のような気持ちで心を奪われたさま。
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ほんのり新茶の香りにでも酔った気持で笑いながら見ている。
岡本かの子 / 雛妓
自分の意志とは無関係に、まぶたが大きく開いていく。からからに乾いた眼球の表面が、じっと湖を見つめ続けている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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昼間の星が見えたというくらい目のいい人
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
遠い水平線上の一点の船影のように見つめていた。
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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