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......か、俺と岩西しかいねえんだけどよ。あいつが仕事を引き受けてきて、俺が仕事をやるんだ。これ、おかしいよな。そう思わねえか？　労働は俺で、あいつはやらねえんだぜ」　居間の壁には大きな棚が取り付けられていて、まるでバッグ屋のショーウィンドウのように鞄が並んでいる。「俺は、あんたたちを殺しに来ただけなんだ。仕事なんだって」「殺しに、ってどうしてなのよ」「知らねえよ」蝉が一歩近づくと、婦人はひどく動揺した。よろけて、隣の食卓......