そこでしばらく沈黙した。そして今までに語ったものごとが相手の頭に落ち着くのを待った。それから再び話を続けた。
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黙る・沈黙
会話の間を取る
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単語の意味
暫く・姑く・須臾(しばらく)
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
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黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
医師は、無口だった。が気まずい感じではなかったので、わたしも無理に話題を探そうとしなかった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
あなたは怖くないの?」 「怖くなんかないさ。」 彼女は黙った。それは僕の答えの存在感を手のひらの上で確かめてみるといったような沈黙だった。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
再び沈黙が部屋を覆った。窓の外では激しい雨が降り始めていた。札幌に来て最初の雨だった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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会話の間を取るの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
しばらく深い沈黙があった。どうやら彼女はぼくのいつもの凡庸な意見を求めているようだった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
蒔野は、淡々と語ってはいたが、急に目の焦点を失って、しばらくグラスの中の氷を見つめていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
サユリの指摘にうろたえたらしいシンイチは、話題を肌の感触によって変えようとしたのか彼女の肩を抱いた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
サユリは物をねだる時のようにその質問の答を要求した
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
生活のあらゆる局面において(あたかもそれが口内感染症の一種であるかのように)情緒的表現を避ける傾向があった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
普段の会話はフランス語の方が得意で、英語だと、幾分、話が雑になりがちだった
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
喉もとにせり上がってくる熱い言葉のかたまりを、グラスの中の液体と一緒に飲み下す
落合 恵子 / センチメンタル・シティ amazon
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