身体を折り曲げて力いっぱい名前を呼んだ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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叫び声(叫ぶ)・わめく
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前後の文章を含んだ引用
......波間に黒い頭が漂う。その頭があたしたちのほうに向けられる。染子だ。まちがいなく染子だ。「染子、帰ってこい。バック!」 真央が大声で叫ぶ。「そめこー」 あたしも、身体を折り曲げて力いっぱい名前を呼んだ。 染子は、ちらりと浜辺に並ぶ人間を見た。それから、くるりと向きを変え、沖へと泳ぎ出す。「うそ。何、何やってんのよ」 寄せてくる波に足を取られ、あたしはふらついた......
単語の意味
身体(しんたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
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(男の叫び声は)けだものの遠吠えにも似たものであった。
島木 健作 / 癩 amazon
笑い声のような短く高い叫び
中島 敦 / 斗南先生 amazon
叫び声はまるで 唄 でも歌っているように続いた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
その声にはどこかしら明快で前向きな印象があった。不足のない、ゆとりある生活を送っている健康な男の声だ。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
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