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大地がわざとらしく拍手をする。ぱち、ぱち、と汗ばんだてのひら同士が弾ける音が、たった二人しかいない空間の中で元気にぶつかり合う。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 ページ位置:67% 作品を確認(amazon)
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手を叩く・拍手
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前後の文章を含んだ引用
......さかさまにしたビニール袋から七枚入りのマスクの袋と髪の毛を止めるピンがどばどばとこぼれ落ちてきたのは、ほぼ同時だった。「今日、誕生日だろ? はい、おめでとー」 大地がわざとらしく拍手をする。ぱち、ぱち、と汗ばんだてのひら同士が弾ける音が、たった二人しかいない空間の中で元気にぶつかり合う。 確かに、ブログのコメント欄には、たくさんのおめでとうがあった。今日のライブでも、サムライが【★愛子18歳おめでとう★】という手作りのタオルでアピールしてくれて......
単語の意味
拍手(はくしゅ)
拍手・・・両手の平を打ち合わせて、音を出すこと。神を拝んだり、賞賛や賛成の気持ちをあらわす行為。
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手を叩く・拍手の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
それは嵐のような拍手を惹 き起した。
小林多喜二 / 蟹工船
湧き立つような拍手をうけて
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
この妹は、笑うとき声を立てなかった。
向田邦子 / 男眉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
(被写体がカメラのレンズを見つめる)レンズからファインダーを遡って牛河を観察している。水が屈曲した配水管を逆流していくように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
「満足を伝える」カテゴリからランダム5
誰かが拍手しはじめたのはそのときだった。それはあっという間にフロア全体に広がり、さらにさざ波のような歓声を伴って、しばらくの間、鳴り止む気配すら無かった。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
「感動」カテゴリからランダム5
彼女の言葉は、彼の心の上の方をただ流れて通ったにすぎなかった。
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
いままでたまっていた気持ちがあふれるままに泣きました。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
目は感激の涙に漂っていた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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