まな板の上でトントンときしめんぐらいの幅に切ったのを、氷のぶっかきを浮かべた冷たい水に入れて持ってくる。それを濃い蜜の液の中に放り込んで食べるのだが、夏の菓子としてこんなに涼しいものは他にあるまい。
小島政次郎 / 吟味手帳 作品を確認(amazon)
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くずきり
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単語の意味
打っ欠き(ぶっかき)
打っ欠き・・・氷を砕いて小さくしたもの。かちわり。
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前歯でガリリッとかんで、舌の上へ運ぶまでに、めためたになってしまふやうでは駄目なのである。舌の上でぴりッと醤油の味がして、焼いたかうばしさがそれに加はつて、しばらくしてゐる中に、その醤油がだんだんにあまくなる。そして噛んでゐる間にすべてがとけて舌の上にはたゞ甘味だけが残るやうでなくてはいけない。
子母沢 寛 / 日本一塩煎餅 石川毅「味覚極楽 (中公文庫BIBLIO)」に収録 amazon
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