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シェストフの虚無を随分苦しみながら噛 み締めました。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:74% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......す。自分がその中に書いてあることにむしろ悩まされながら、執着したりかかずらわずにはいられない書物があるでしょう」 「近頃そんな書物に逢 って?」 「シェストフですね。シェストフの虚無を随分苦しみながら噛 み締めました。だが、西洋人の虚無は、すでに『否定』という定義的な相手があっての上の虚無です。ですから感情的で痛快ですが、徹底した理智的なものとは云えません。と云って東洋人の虚......
単語の意味
虚無(きょむ)
虚無・・・むなしいこと。人生のむなしさを意識すること。この世のありとあらゆるものに価値や意味などないと認めてしまうこと。
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中庭はよく手入れされた芝生が敷きつめられ、わたしたちはその上をごろごろ転がって遊んだ。芝の尖った葉先の緑と、太陽の光のきらめきが順番に視界を覆った。そしてだんだん緑ときらめきが目の奥の方で混じり合い、澄んだ藍色になっていく。すると空や風や地面がわたしの身体からすうっと遠のいて、宙を揺らめいているような一瞬が訪れる。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
喉を鳴らしてビールを飲んでいる
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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