ひっそりとしていて、しかも、客がいないわけではない。語り合う声も、おのずから、ゆっくりとしずかになるのも、この店の雰囲気が、そうさせるのであろう。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:78% 作品を確認(amazon)
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老舗
店内の雰囲気
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......てしまう。 これには、あきれるばかりであった。 むかしの東京の汁粉屋というものの匂いが、そのまま残っているのは、東京でも、この〔竹むら〕ぐらいではあるまいか。 ひっそりとしていて、しかも、客がいないわけではない。語り合う声も、おのずから、ゆっくりとしずかになるのも、この店の雰囲気が、そうさせるのであろう。 店のおもて構えに、ささやかな生垣があって、入口の格子戸に〔しる ・竹むら〕と、つつましげに染めぬいたのれんがかかっているきりで、夏になると、のれんの横の格子窓......
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店の雰囲気と味を、むかしのままに保ちつづけている。 物事の良さを長年にわたって持続して行くことが、まことにむずかしい時代となっただけに、
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
〔イノダ〕は、京都の、コーヒー店の老舗であり、京都人が誇る〔名店〕である。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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円柱にぴったりと巻かれたつるつるの広告
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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富士山のペンキ絵がべろんと幕を張ったよう。松が四五本あって、その横に花王せっけんの広告。
林芙美子 / 新版 放浪記
時間は午後の一時半で大食堂は八分の入り。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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