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一秒のうちに数分が過ぎ去った奇妙な感覚。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:20% 作品を確認(amazon)
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時間を長く感じる・一瞬が長い
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前後の文章を含んだ引用
......手を離し、両側から強く頭蓋を挟みつける。喉の奥で膨れ上がる恐怖が、舌を引き攣らせ歯をこじ開けて外へ逃れ出ようとする。 突如として、気持ちが嘘のように静まり返る。一秒のうちに数分が過ぎ去った奇妙な感覚。膝から転がり落ちたガラス壜が畳の上で倒れている。ガラスの表面に、天井を背負った十和子の小さな像が映っている。 だらりと手を垂らす。掃除機をかけようとしていたこと......
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時間を長く感じる・一瞬が長いの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
目を閉じるといろいろな音が聞こえてきた。博士のいびき、毛布の衣擦れ、氷の溶ける気配、ルートの寝言、ソファーの軋み。二人の発する音たちは、発熱のアクシデントを忘れさせ、私を安堵させ、眠りに導いてくれた。
時計の針がとまったように一向に夜が更けぬ。
森田 たま / もめん随筆〈続〉 amazon
実際には数秒足らずの時間が、長い時が音を立てて流れつづけたように感じられる
小林久三 / わが子は殺人者 amazon
鉛のように重苦しい集計時間が過ぎていく。
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
うそ寒いような怯気(おじけ)がすうっと彼の胸をかすめた
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
身に、眼には見えないこわばりの波が走る
黒井 千次 / 春の道標 amazon
「時間・スピード」カテゴリからランダム5
時間に任せるのよ、と菜穂子はわたしに言った。 時間がたてば、少しずつ少しずつ、楽になるから、と。今はそう思えなくても、本当にそうなっていくんだから。時間だけが頼りなんだから。これは真実よ。時間がたっても、ちっとも楽にならないなんていうことは、この世にひとつもないんだから。だから、ね? あんまり焦っちゃだめ……。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
それからの展開は早かった。フィルムのコマ落としをした映像を見ているようだった。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
月の光の具合からするとたぶん(夜中の)二時か三時だろう
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
「退屈」カテゴリからランダム5
会話をもう寝ぼけてろれつの回らない状態でしながら、いつの間にか眠ってしまった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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