日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

特別おもしろくもないＴＶを見ながら

吉本ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録　ページ位置：67%　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

......といいながらも笑顔をつくることができなかった。　エネルギーが落ちている、枯れている。　それでもキムチをつまみにビールを飲んで、とにかく１日が終わろうとしていた。特別おもしろくもないＴＶを見ながら、２人で何となく話していた。どうやっても気分が冴えなくて、話も冴えなかった。最近、調子悪そうだね、と彼は言い、そうでもない、と私は言った。少し疲れ気味かな、とは......

ここに意味を表示

映画・テレビ番組の表現・描写・類語（趣味・娯楽のカテゴリ）の一覧ランダム５

（暗い部屋でテレビを見る）映像の光に合わせて、彼女の横顔は様々な色に変化していた。

又吉直樹「劇場（新潮文庫）」に収録　amazon

ときどきそういう回想（シーン）が猿が粘土を壁にぶつけるみたいに武器用に挿入された（映画）

村上春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上)　amazon

（終戦間もなくは）われわれの娯楽といえば、芝居と映画だけの時代だったのである。食べものすら充分でなかった。

池波正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ映画・テレビ番組演劇・芝居・舞台戦後

（となりのトトロ）それは姉と妹の映画で、そのすべてのノスタルジーが個人の過去を超えた普遍的なイメージで、これでもか、これでもかと波のように押し寄せてきた。姉妹が二人共、子供であるとても短い期間、その時に目に映った風や光の至福の色がそのままに描き出されていた。

吉本ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録　amazon

目にびかびかする色の立ち代り、人の転換される画面のテレビ

川上未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録　amazon