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美濃紙みのがみのくすぶり返った置き行燈あんどん
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:8% 作品を確認(青空文庫)
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ランプ・手に持つ明かり
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前後の文章を含んだ引用
......ら、潮の香の漂った濁った小さな運河を渡って、ある狭いきたない町の中ほどにある一軒の小さな旅人宿にはいって行った。横浜という所には似もつかぬような古風な外構そとがまえで、美濃紙みのがみのくすぶり返った置き行燈あんどんには太い筆つきで相模屋さがみやと書いてあった。葉子はなんとなくその行燈に興味をひかれてしまっていた。いたずら好きなその心は、嘉永かえいごろの浦賀うらがにでもあればありそうなこの旅籠......
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燻る・燻ぶる・燻ぼる(くすぶる・くすぼる)
燻る・燻ぶる・燻ぼる・・・1.火が燃え上がるでもなく、消えるでもない、煙だけ出した状態である。
2.人の状態が好ましくない段階で、留まっている。
3.不平不満を持ったまま、引きこもって過ごす。
4.煙のすすで黒く汚れる。すすける。
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カンテラを燃して
岡本かの子 / 渾沌未分
夜はランプのあかりだけが何よりのたよりだ うす暗いがそれは人情のやうになつかしい
田中 冬二 / 法師温泉「田中冬二全集〈第1巻〉詩 (1984年)」に収録 amazon
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真っ暗で、一筋の灯りさえ漏れていない。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
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