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(夜の河原)空はとっぷりと夜になった。わりあいに足元の明るいのは、水面から十尺ばかりぼうと青く見える水明りの加減であろう。
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:81% 作品を確認(青空文庫)
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夜
水辺
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前後の文章を含んだ引用
......くまで行ったら、舟にのって川の中の丘にやすんでいるがいい。なに一人じゃない、丘のほうには拙者の友人を廻してあるのだ」 河原を辿 って、上へ、五、六町も行くうちに、空はとっぷりと夜になった。わりあいに足元の明るいのは、水面から十尺ばかりぼうと青く見える水明りの加減であろう。 初夏ならばこの辺、佐久地方の高原から流れて繁殖した月見草の黄色さで夜も明るい。今秋草は川洲のどこにも伸びていた。 ピピピ、ピピピ、と河鹿 の啼く闇がなんとなく気......
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夜はやや更 けて、天地は黒い塀を四壁に立てたように静まり閉す
岡本かの子 / 雛妓
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大川の満 ち干 の潮がひたひたと窓近く感じられる河沿いの家
岡本かの子 / 河明り
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
夕闇が既にその廊下をつつんでいる。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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水は想像していたほどにきれいではなかったが、それでも空の蒼を映してわるい色ではない。
阿刀田 高 / 蒼空「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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