TOP > 感覚表現 > 音の響き > 生活音


カテゴリ検索 単語の意味
窓の外は落ち着いた深い暗闇で、この部屋だけがけばけばしいほどに明るい。彼がうがいをしたりわたしが冷蔵庫を閉めたりする音が、その明るさにぶつかって部屋中に散らばっていった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:46% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
生活音
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......凝り固まっているのに、手足は妙にふにゃふにゃしている。感覚も眠っているので、味を想像したりすることもなく、ただひとつひとつの手順を生理現象のようにこなしていく。窓の外は落ち着いた深い暗闇で、この部屋だけがけばけばしいほどに明るい。彼がうがいをしたりわたしが冷蔵庫を閉めたりする音が、その明るさにぶつかって部屋中に散らばっていった。 わたしは彼の前にビーフシチューとグリーンサラダとロールパンを二個並べた。一つ食器を置くたびに、コトリ、と食卓が鳴った。わたしは眠気が詰まって重くなった身体をも......
単語の意味
けばけばしい
暗闇(くらやみ)
けばけばしい・・・不快感を感じるほど行き過ぎているさま。品がない派手さでうっとうしいさま。配色が賑やかで嫌気を感じるさま。
暗闇・・・1.暗い闇。光がなくて見えない状態。また、そういう場所。
2.人目につかない場所。人の知らない場所。
3.1が転じて、希望がもてないこと。見通しが立たず将来に不安を感じている状態。
ここに意味を表示
生活音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
間抜けた自動車の警笛が鳴って
林芙美子 / 新版 放浪記
「室内のようす」カテゴリからランダム5
腫物のようにぶわぶわした畳の上に
林 芙美子 / 風琴と魚の町 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧 
室内のようす の表現の一覧 
感覚表現 大カテゴリ
表現の大区分