TOP > 暮らしの表現 > 健康・体調・病気 > 疲れる・疲労感
じりじりと陽が照る。 よくもこんなに日が照るものだと思う。《…略…》眼をつぶっていると、虹 のような疲れかたで、きりきりと額が暑い。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:97% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
疲れる・疲労感
ひなたぼっこ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......まぬるい草いきれのこもった風が吹く。お母さんが腹が痛くなったと云う。堤に登って、暫 くやすみなさいと云ってみる。征露丸を飲みたいと云うけれど、大宮の町には遠い。 じりじりと陽が照る。 よくもこんなに日が照るものだと思う。何処かで山鳩が啼いている。荷物に凭 れて、暫く休む。今夜は大宮へ泊りたいのだけれども、我まんして帰れば帰れない事もないのだが、何しろ商売がないのには弱ってしまう。眼をつぶっていると、虹 のような疲れかたで、きりきりと額が暑い。手拭を顔へかぶる。お母さんは、少ししゃがんでいきんでみようかと云う。三日もべんぴしているのだそうで、どうも頭が割れるようでのうと云う。 「おおげさな事を云うてるよ......
ここに意味を表示
疲れる・疲労感の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
一時間半ほど歩いただけだったが、電車の移動もあり、心地良くくたびれていた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
疲れて五感がにぶっている
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
相手をする人間の神経を鉛のように疲れさせた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
ひなたぼっこの表現・描写・類語(晴れ・曇りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
日光にさらす。陽にあたると、紙はすぐくるりと弾 ねあがる。
林芙美子 / 新版 放浪記
縁側に腰をかけて日向 ぼっこをしていると、黒い土の上から、モヤモヤとかげろうがのぼっている。
林芙美子 / 新版 放浪記
このカテゴリを全部見る
「嫌い」カテゴリからランダム5
彼女は汚れた手で、乱暴に心の 裡 に触られたような不快を感じた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
心労と塵労が全身にかさぶたのようにかぶさる
開高 健 / 地球はグラスのふちを回る amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
白い糸屑のような細い傷跡が七ミリばかり残っていた
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
そろそろ暑い陽がのぼりはじめてきた。
林芙美子 / 新版 放浪記
同じカテゴリの表現一覧
嫌い の表現の一覧
健康・体調・病気 の表現の一覧
晴れ・曇り の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ