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家の軒端からのぼる朝の煙が、光を透して紫の羅(うすもの)のように柿の枝にまつわった。
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 作品を確認(amazon)
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朝日・朝の光
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単語の意味
軒(のき)
纏わる(まつわる)
紫(むらさき)
軒・・・屋根の端の下にさがった部分で、建物の外壁より突き出ている部分。
纏わる・・・1.絡みつく。絡みついて離れない。まとわる。
2.関係や縁がある。「神社にまつわる伝説」
2.関係や縁がある。「神社にまつわる伝説」
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
草の葉には未だ露があり、涼しい風が吹いていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
空が白み、乳白色の朝がたのつめたい空気がこの小屋にしのびこみます。《…略…》やがて朝の光がやっと板と板との 隙間 からさしこんできました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
淡い暮れ方の日光が、湖面の靄(もや)を通してほの赤い縞になって射す
石川 達三 / 花のない季節 amazon
遠い山々が雪が煙ると見えるような柔らかい乳色につつまれる
川端 康成 / 雪国 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
どんよりと曇った灰色の朝だった。雪こそ降ってはいないが、空は継ぎ目ひとつなく灰色の雪雲に覆われ、街は隅から隅までたっぷりとその灰色にそめれられていた。目に映るものすべてが灰色だった。《…略…》地球の終わりを予言するような天気だった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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