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菜穂子はただ、わたしの話を聞き、うなずき、そう、とか、へえ、とか、そうだったんだ、という、まことに無愛想な、気のないような 相槌 を打っていただけだ。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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頷く・相槌を打つ
空返事
興味がない・無関心
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前後の文章を含んだ引用
......すぐにわかった。菜穂子は余計な忠告はしてこなかった。ああしたら、こうしたら、というたぐいの、恋に苦しむ女友達に向けて女が口にするようなことは何も言わなかった。 菜穂子はただ、わたしの話を聞き、うなずき、そう、とか、へえ、とか、そうだったんだ、という、まことに無愛想な、気のないような相槌を打っていただけだ。本当に心底、関心などなかったのかもしれない。わたしにはそれが心地よかった。 だが、一方で菜穂子は、わたしが興味をもって質問する、野呂の家族に関することには何にで......
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頷く・相槌を打つの表現・描写・類語(喉・首・うなじのカテゴリ)の一覧 ランダム5
餅を飲み込むように大きく頷く
獅子 文六 / てんやわんや amazon
物分りのいい老人のような顔つきで大きくうなづく
三田 誠広 / 僕って何 amazon
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空返事の表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
「なるほど」 安彦は夕刊を広げながら、なま返事をした。
阿刀田 高 / 白い歯「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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興味がない・無関心の表現・描写・類語(ものの性質・特徴のカテゴリ)の一覧 ランダム5
火事を見物するような口調
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
まるでビフテキかオムレツでも取扱うような無関心さで、皿の中の脳髄をクルリと宙返りさせます
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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「喉・首・うなじ」カテゴリからランダム5
枯れ果てた薄(すすき)の原のように首を垂れてそよぐのを感じ取りながら
福永武彦 / 告別 amazon
ちょっとお辞儀でもするように 点頭いて
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
縦にも横にも見えるように首を振った。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
ぬぐってもぬぐっても千代の顎を伝って涙がしたたり落ちた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
彼女は何をするにしても、ほとんど音というものを立てなかった。森を横切っていく賢い雌狐のように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
ほととぎすの声をてっぺんかけたかと聞くように(音を声で真似る)
梶井基次郎 / 橡の花
「ものの性質・特徴」カテゴリからランダム5
三毛のような可愛らしい猫は鐘と太鼓で探してあるいたって、二人 とはおりません
夏目漱石 / 吾輩は猫である
松阪牛が食べ放題ってくらいありえない
428 ~封鎖された渋谷で~ amazon
どんな残酷な事件を読んでも、わたしにはさらりとしたお伽話のようにしか思えなかった。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
牧師が説教をしているような演説
西木 正明 / 標的 amazon
何か口にしかけたことを 躊躇って、そのまま口を 噤んだ。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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