白菜を噛むサクサクした音

きっちり結球したあとで霜にあたったものが、いちばんおいしいとされています。

日本で白菜が栽培されるようになったのは実に明治の末期、本格的な普及は大正以降のことだそうだ。日清戦争で中国へ行った兵士が持ち帰ったのがきっかけ、というから、野菜の仲間では新参者に属する。

店先で白菜を見ると、すぐに塩漬けにしたときの歯触りの快さを思う

塩漬けされた白菜の歯ざわりの快さ

口に含むとコリッとして「野菜です」という香ばしさが広がる

コリコリした歯ざわりとごぼう特有の香り

野菜の、新鮮な香りがぷんぷんする

葉の内部のぬめりには柔らかな甘みが隠れている

アスパラガスは、カン詰でなく、初夏から秋にかけて八百屋で売っていた。初めて見たときは、なにかと思った。皮がカサカサと白っぽい細長い野菜が、ゴロゴロと山積みで売っていたからである。それをゆでる。ゆでてから外がわのうす皮をむいたら、私の知っているアスパラガスがでてきた。カン詰より立派で、ぐにゃっと柔らかいのとは違って、新鮮な口あたりだった。