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その香りに、条件反射のように俺の胸は切なく湿る。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:92% 作品を確認(amazon)
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切ない・やるせない
閃く・気づく・ふと思う
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前後の文章を含んだ引用
......出てきたね、と囁くように先輩が言い、彼女のウェーブがかった長い髪がふわりと持ち上がる。ずっと昔、ずっと遠いどこかでかいだような甘やかな匂いが、かすかに俺に届く。その香りに、条件反射のように俺の胸は切なく湿る。「今日は付きあってくれてありがとう。ここまででいいよ」 学生時代にバイトをしていたイタリアンレストランで二人で夕食を食べ、「瀧くん、そういえば高校卒業したらおご......
単語の意味
湿る(しめる)
胸(むね)
湿る・・・1.水気を含む。ぬれた感じになる。
2.元気がなくなる。憂鬱な気分になる。
2.元気がなくなる。憂鬱な気分になる。
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切なくて切なくて七転八倒することがあって。星を見ても、弟を見ても、何もかもが愛しくて。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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どろんこ の中につっこんで引き上げたばかりというような苦しげな顔
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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あたしは胸を押さえる。ちょっとどきりとした。ふっと自分の中に新たな思いがわいたとき、いつも胸はどきりと一つ鼓動を打つ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
ハワイ島で昔おそろしいことがあった場所に行くと、ふっと血の匂いがする。そんなこととほとんど同じで、ある種の感受性がある人たちにはそれはまるで手に取るようにわかるものだ。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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