狭い小屋の空気は黒く悄然として死んだようである。
長塚 節 / 土 作品を確認(amazon)
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室内の雰囲気
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単語の意味
悄然(しょうぜん)
悄然・・・元気がなく落ち込んでいるさま。しょんぼり。「然」は他の語の後ろに付いて、状態をあらわす字。
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十六畳と八畳と六畳との部屋が鍵形 に続いていた。
有島武郎 / 或る女
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靴音 も声もやたら大きく響き、いつも待ち合わせをしているのと同じ店とはとても思えなかった。私たちは昼の混雑の亡霊のように、向かいあってテーブルにすわった。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
デパートの窓明かりが歩道を明るく照らし、とぎれなくゆきかう人々の顔も白く輝いて見える。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
家人が庭仕事を好むので、春にはバラが咲き、梅雨の頃はあじさいの盛りだ。野菜作りもはじめていて、しそ、パセリは、自家製でまにあう。かぼちゃのつるは、ベランダから庭へおりるわずかな石段の上を這っているし、軒先には、ひょうたんが下っていて、けっこうな眺めだ。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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