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根津の電車通りはみみずのように野宿の群がつらなっていた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:37% 作品を確認(青空文庫)
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被災地
並ぶ・連なる・整列する
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前後の文章を含んだ引用
......荷物を片づけていた。 「林さん大丈夫ですか、一人で……」 皆が心配してくれるのを振りきって、私は木綿の風呂敷を一枚持って、時々小さい地震のしている道へ出て行った。根津の電車通りはみみずのように野宿の群がつらなっていた。青年は真黒に群れた人波を分けて、くるくる黒い洋傘をまわして歩いている。 私は下宿に昨夜間代を払わなかった事を何だかキセキのように考えている。お天陽 様相手に商売を......
単語の意味
蚯蚓(みみず)
蚯蚓・・・ミミズ綱(貧毛類)の環形動物の総称。地中に住む、薄赤くて細長い下等生物。円筒状で、多くの輪のような節から成る。名前は、目がないため「目みえず」に由来するという説が有力。地竜(じりゅう)。赤竜(せきりょう)。
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北斗の拳の世界観さながらに、瓦礫の荒野と化した街
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
戦争で大空襲を受けたあとの町そのものだった。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
(震災で)廃墟になったような大都会の光景
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杭のように路傍に立ちならんだ兵卒ども
立野 信之 / 軍隊病「軍隊病―兵士と農民に関する短篇集 (昭和4年) (日本プロレタリア作家叢書〈第5篇〉)」に収録 amazon
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阿川 弘之 / 雲の墓標 amazon
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男女の一群が、崩れかかるようにして寄って来た。
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鋭い刃物で断ち割ったような深い峡間
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暗い谷間の樹木のように、黒くおたがいに閉ざしあって群がっている小さな集落
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大蛇のうねるような坂
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昼寝しているような静かな住宅街
三上 延 / ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち amazon
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