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両頬は餓えた鹿のように細まって落ちていた。
横光利一 / 日輪 ページ位置:84% 作品を確認(青空文庫)
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痩せた顔・こけた頬
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前後の文章を含んだ引用
......て眠っていた。しかし、彼女の頭に映っていたかつての彼の男々 しく美しかったあの顔は、今は拡まった窪 みの底に眼を沈ませ、髯 は突起した顋 を蔽 って縮まり、そうして、彼の両頬は餓えた鹿のように細まって落ちていた。 「王子、王子。」 彼女は跪拝 いて小声で長羅を呼んだ。彼女の声はその気高き容色の上に赧 らんだ。しかし、長羅は依然として彼女の前で眠っていた。彼女は再び膝を長羅の方......
単語の意味
頬(ほお・ほほ)
鹿(しか)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
鹿・・・シカ科の哺乳動物の総称。足は細長く華奢な感じで、雄は枝分かれした大きな角を持つ。成長したものでは40cmほどで、毎年生えかわる。草食。山林に住む。
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