目立たぬほど上反った歯は一枚おきに義歯を入れて、物を言うたび煌々と人の目を射る
森田草平 / 煤煙 作品を確認(amazon)
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入れ歯・金歯
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単語の意味
煌煌・煌々・晃晃・晃々(こうこう)
義歯(ぎし)
煌煌・煌々・晃晃・晃々・・・キラキラと光り輝くさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
義歯・・・自分本来の歯の代わりに入れられた、人工の歯。入れ歯。「義」は、「仮のもの」を意味する。
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口もとは小粒の歯が揃っているけれど、揃いすぎて入歯を証明しているようなもの
幸田文 / 流れる amazon
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(鏡で)自分の舌を眺めるのは久しぶりだった。そこには苔のようなものが厚く生えていた。本物の苔と同じようにそれは淡い緑色を帯びていた。彼は明かりの下でその苔を詳しく点検した。気味の悪い代物だ。そしてそれは舌全面にしっかりと固着し、もうどうやっても落とせそうになかった。このままいけば俺はそのうち苔人間になってしまうかもしれない、と牛河は思った。舌から始まって身体中のあちこちの皮膚に緑色の苔が生えてくるのだ。沼地でこそこそ暮らす亀の甲羅みたいに。そんなことを想像しただけで気持ちが暗くなる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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